人間が生活を続けていくためには、地球にある資源を消費していかなければなりません。しかし、地球にある資源は無限にある訳ではなく、限りのある資源であり、未来のことを考えずに使い続ければ、いつかは消えてなくなります。
資源が尽きた時、私たち人間がこれまで通りに生活していくことが難しいのは明らかです。そのような事態を未然に防ぎ、変わらず生活をしていくために進められている「持続可能な開発」という考え方はご存知でしょうか。
1987年に国連の環境と開発に関する世界会議が開催されました。
その会議での最終報告書「地球の未来を守るために(ブルントラント報告)」の中で「持続可能な開発」という考え方が提唱されています。
この考え方は「将来の世代のニーズを充たしつつ、現在の世代のニーズをも満足させるような開発」とされていて、現在の地球環境問題に対し、世界的な取り組みの基礎的な考え方になっています。
「持続可能」というキーワード、また、地球の資源は無限ではない、ということを常に頭の片隅に置いておくことは重要で、アメリカを代表する心理学者の一人であったウィリアム・ジェームズ氏が述べたとされる”Human beings, by changing the inner attitudes of their minds, can change the outer aspects of their lives”という言葉があります。
考え方は変われば、それに伴って暮らしが変わっていくという意味で、前の世代の人たちが残してきて地球を将来の世代にも残していくため、現代に生きる人たちが良い地球環境を保っていこうという意識を持って、暮らしていくことが必要ではないでしょうか。
参考:
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h19/html/hj07010301.html