空気から水をつくる。IZUMIせせらぎ

空気から水をつくる飲料水生成機

水不足問題は食料自給率40%の日本にとって他人事ではない

水不足問題は食料自給率40%の日本にとって他人事ではない

バーチャル・ウォーターでは「食料を輸入している国が、輸入食品を生産するとしたらどの程度の水の量が必要なのか。」というのを数値化していて、この概念に日本を当てはめると日本は世界中から大量の水を輸入していることになります。食料自給率が40%である日本にとって、世界の水不足問題は他人事ではありません。

水問題に関して悲観的になることで、精神的なストレスを感じるためリスクを減らしていく方法を模索します。一方で、水の問題に対して楽観的に受け止めている人にとって、水不足は大した問題ではなく、誰かがなんとかしてくれるだろうと考えることでストレスはありませんが、気が付いたら手遅れになっているという状況もありえます。

バーチャル・ウォーターを世界で始めて提唱したロンドン大学教授のトニー・アラン氏は「水の悲観論者は間違っているが役に立つ。水の楽観論者は正しいが、危険だ」と述べているように、水問題に関してのリスクを減らすことで、悲観的な人の未来予想が間違いになるようにしていくことが重要です。(1)

水資源が充実している日本では、水不足に対して楽観的に考えている人も多く、2016年に関東圏で水不足に陥ったとき「なんとかなるだろう。」と考えていたかと思います。しかし、あのような不安を継続的に感じないためにも、節水や水の再利用といった、できることを一つ一つ行なっていく必要があるのではないでしょうか。

参考文献
1,沖 大幹,水の未来――グローバルリスクと日本 (岩波書店,2016) ii

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