2025年には世界人口は80億人を超えるため、必要とされる水の量が増えていきます。その一方で、気候変動や水の汚染によって、安全に使用できる水の量が減っていくため、人類が水不足の脅威にさらされることは明らかです。
WHO(世界保健機関)の調査によると、2025年には世界人口の2/3の人々は水不足に直面すると公表していて、現在でも世界で9億人近くの人が水を十分に得ることができていません。
このように世界中で水不足が現実味を帯びていくことを懸念し、元世界銀行副総裁のセラゲルディン氏は「20世紀は石油紛争の時代だったが、21世紀は水紛争の時代になる」と述べていて、実際に今年インドでは水不足を理由に暴動が発生しています。
日本では蛇口をひねるだけで当たり前のように水は出てきますが、少しでも世界の状況を知り、一人一人が水不足について、真剣に考えていくことが重要ではないでしょうか。
参考:
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs391/en/